製作課題 15
7セグメントLEDにおいて、各セグメントを
a → b → c → d → e → f → a ...
の順序で点灯させ、光が回転しているように見える「電子ルーレット」を製作せよ。
a → b → c → d → e → f → a ...
の順序で点灯させ、光が回転しているように見える「電子ルーレット」を製作せよ。
7セグメントLEDの各セグメントの配置(ラベル)を図15.4に示します。定義された順序(a~f)で点灯させることで、LEDの外周を光が回転する動作を実現します。
上記の仕様に基づいて製作した電子ルーレットの実装例を図A.15.4に示します。
動作仕様と操作方法
本回路の動作ロジックは以下の通りです。
- 初期状態:電源投入直後は不定(どのLEDが点灯するかは定まらない)。
- リセット (\(SW_1\)):\(SW_1\) を押すと、セグメント a だけが点灯する初期位置へ戻る。
- 回転 (\(SW_0\)):\(SW_0\) を押している間、a → b → ... と点灯セグメントが回転移動する。
- 判定:\(SW_0\) を離すと回転が停止する。その時点で点灯しているセグメントがルーレットの「当たり」となる。
動作確認
製作した電子ルーレットの動作検証映像を以下に示します。
※映像では動作原理を分かりやすくするため、クロック周波数を下げてゆっくり回転させています。実際には、人間が目押しできない速度までクロックを速くすることで、ゲーム性のあるルーレットとして完成します。